上田市*不動産売買・移住希望の方へ向けて*
2022-08-28
県内状況
◎上田市の歴史・・
上田市は長野県の東部に位置し、市域のうち北は上信越高原国立公園の菅平高原、南は八ヶ岳中信高原国定公園の美ヶ原高原などの 2,000m 級の山々に囲まれた山岳地帯で、中央部を東西に横断する千曲川及びこれに流れ込む依田川、神川、浦野川等の標高 400~800mの河川沿いに広がる平坦地や丘陵地帯に市街地及び集落が形成されています。平成18年3月6日に上田市、丸子町、真田町、武石村を合併し、今に至っています。
2016年にはNHK大河ドラマ「真田丸」が放送され、「信州上田真田丸大河ドラマ館」には100万人以上の来場者を記録しました。
◎人口は・・
令和4年8月現在、人口は約12万人、世帯数は5.4万世帯です。長野県内では長野市、松本市についで3番目のに多い人口です。
◎上田市の気候・・
盆地部分の年平均気温は約12度、年間の最高気温は 35 度前後、最低気温は-10 度前後、昼夜・冬夏の寒暑の差が大きい典型的な内陸性の気候です。 晴天率が高く、年間の平均降水量が約 900mmと全国でも有数の少雨乾燥地帯です。菅平高原は、日本有数の高原型避暑地となっており、スポーツ合宿の地として全国的にもよく知られています。その中でもラグビーの合宿の聖地と言われていることから、ラグビーを通じて市民交流が行われています。
*上田市の交通事情は・・
鉄道は、平成27年に金沢まで延伸した北陸新幹線の上田駅を中心に、新幹線と並行してしなの鉄道の西上田駅、上田駅、信濃国分寺駅、大屋駅があります。他に上田電鉄別所線の上田駅から別所温泉駅までの 15 駅を市内に有しています。北陸新幹線のおかげで、首都圏まで1時間20分と新幹線通勤や、週末移住の2拠点生活を検討されている人にも人気のエリアです。
なお、令和元年東日本台風により千曲川橋梁「赤い鉄橋」が崩落し、上田電鉄別所線の一部区間が不通になりましたが、令和3年3月28日、約1年5ヶ月ぶりに全面運転再開しました。
市内道路事情は中心部を国道18号線が横断し、上信越自動車道がそれと並行しています。上信越自動車道では、市内に上田菅平インターチェンジがあります。また、静岡県浜松市までに至る国道152号、長野県松本市までに至る国道143号が通っています。また、長野市へ続く県道もあり、地域外と通じる道路も多くあります。
上田市内は8つのバスが運行しています。公共交通機関(鉄道、バス、タクシーなど)の年間の利用者は約200万人以上の利用となっており、市としては年間270万人の利用を目指しています。
このようなことから、市内へはもちろん隣接する地域へも移動がしやすい地域となっています。
*上田市の商業は・・
商業施設の中心は、上田駅前、松尾町、原町、海野町の旧来の商店街で、駅前地区では駅前再開発ビル「パレオ」、ホテル「相鉄フレッサイン」、「東横イン」、「ルートインGrand」等により商業集積度が高まっています。なお、JT 跡地に大型商業施設アリオ上田がオープンし、休日には多くの家族連れで賑わっています。
また、上田城を中心として栄えた城下町でもある上田市は、観光地としても人気が高く、歴史のある街並みを生かして宿泊業・観光業の産業も発展してきました。温泉地としては別所温泉・鹿教湯温泉・武石温泉・地蔵温泉など様々な温泉があり、温泉好きな方にとってたまらない場所ですね。
*上田市の今後の不動産の動向は・・
上田市役所の新庁舎が令和3年4月に竣工し、令和3年5月から順次移転開始しています。なお令和4年に旧本庁舎解体、改修工事、 南庁舎の改修工事が行われており、市役所周辺では市街地の整備が進んでいます。また近年はマンション開発も進められています。上田駅周辺は商業施設も充実し、駅周辺にアクセスの良い利便性の高い地域の土地は今後上昇に向かうことが予想されます。一方で山間部等の不動産は需要が無く、引き続き取引は低迷することが予想され、価格の2極化が進行するものと思われます。